3/2The Gateway Pundit<BREAKING: Wisconsin Special Counsel Michael Gableman Calls for Decertification of Wisconsin 2020 Election Results (VIDEO)>
3/2阿波羅新聞網<重磅!普京关键时刻被掉链子 白俄大反转—关键时刻,卢卡申科掉链子了?=重大!プーチンは決定的な瞬間にロープから落ちる ベラルーシは裏切る-—決定的な瞬間に、ルカシェンコはロープから落ちたか?>ベラルーシのルカシェンコ大統領は火曜日(3/1)に、ベラルーシ軍はロシアのウクライナに対する特別軍事作戦に参加しないと述べた。彼はまた、ウクライナに立ち上げられた企業がベラルーシの領土から始まったことを否定した。
https://www.aboluowang.com/2022/0302/1715499.html
3/2阿波羅新聞網<媒体:俄罗斯伞兵竟然对这里动手了!【阿波罗网编译】=メディア:ロシアの空挺部隊は何とここで動いた! 【アポロネット編集】>アポロの秦瑞記者の編集報道: 3/2、「キエフ独立報」の報道では、「ウクライナ独立ニュース社によると、ロシアの空挺部隊がハリコフに上陸し、市内の軍事医療センターを攻撃した。ウクライナ軍はこれを撃退している模様と。
https://www.aboluowang.com/2022/0302/1715504.html
3/2阿波羅新聞網<乌克兰收到“坦克杀手”!数百辆俄罗斯坦克将被烧毁?【阿波罗网编译 】=ウクライナが「タンクキラー」を受けとる!何百ものロシアの戦車が破壊されるか? 【アポロネット編集】>アポロネットの秦瑞記者の報道:「キエフ独立報」記者のIlya Ponomarenkoは、3/1のTwitterアカウントで、ウクライナの兵士は多くの戦車を破壊する、新しいNLAW対戦車ミサイルと「槍投げミサイル」を受け取ったと述べた。
https://www.aboluowang.com/2022/0302/1715466.html
3/2阿波羅新聞網<如今克里姆林宫中的普京性情大变?=クレムリンでのプーチンの気質は今変わったのか?>孤独で、横暴で、独裁で、世界を見下している彼の状況を実際に象徴できる何かがある。なぜプーチンは、準自殺戦争として説明される戦争を始める危険を冒したのか?多くの人が理解できていない。あるウオッチャー達は、それはプーチンの長期的な孤独と関係があるのではないかと疑っており、プーチンは、彼の腹心でさえ、密接に接触していないようである。ル・モンドやフィナンシャル・タイムズなどの多くのメディアは、プーチンの近くの人達が、疫病流行の間、プーチンは長い間一人で隔離されており、彼はある種の病的な妄想で不合理な状態に陥っている可能性があると述べた。
https://www.aboluowang.com/2022/0302/1715486.html
3/2阿波羅新聞網<蔡英文接见拜登代表团 穆伦:美国坚定维持承诺=蔡英文がバイデン代表団と会う ミューレン:米国は関与をしっかりと維持すると約束>バイデン米大統領は、前統合参謀本部議長のミューレンを任命し、代表団を率いて台湾を訪問した。今朝、代表団は総統府に行き、蔡英文総統と会談した。ミューレンはスピーチの中で、次のように強調した。 「米国はその関与をしっかりと維持することを約束している」と。ミューレンは、今回、代表団を率いて来る前に、米国と台湾の重要なパートナーシップへの支持を表明したと述べた。米国では、この支持の力は継続し、成長している。この台湾訪問のタイミングは、世界史上非常に困難であるが貴重な瞬間である。
https://www.aboluowang.com/2022/0302/1715441.html
3/2希望之声<专家语出惊人:俄乌战争是中共与普京共同发动的=専門家の話はビックリ:ロシア・ウクライナ戦争はプーチンと中共とで共同で発動された>ロシア・ウクライナ戦争は現在6日間続いており、ロシアは西側社会による包囲と迎撃の中でも、最初の交渉を手放していない。ロシアは次にウクライナに対する攻撃を強化する可能性が高いと推定されている。この点で、多くの専門家やメディアは、ロシアに対する制裁を行う一方で、戦争の背後にある中共も制裁する必要があることを国際社会に思い出させた。ある専門家は驚くべきことさえ言った:この戦争は中共とロシア共同で発動されたと。
中共の支援がなければ、プーチンはこの戦いを起こすことができなかっただろう
3/1、現在カナダに住んでいる元北京弁護士で、中国政法大学の国際法の修士である頼建平は、大紀元とのインタビューで、ロシアの経済成長は過去4年間ほぼゼロであるか、悪ければマイナスかもしれないいると述べた。プーチンは北京の支援なしにこの戦いを戦うことはできなかっただろうと。
したがって、頼建平は、「私の見たところ、この戦争の本質は、実際にはロシアと北京が共同で起こしたものである」と述べた。
彼は続けて、「中共はロシアの侵略の後ろ盾となり、最大の経済支援を提供した。国際社会はロシアを制裁しただけで、中共を制裁していない。実際、戦争の背後にある真の悪の手を見ていない。戦争の背後で教唆・扇動した元凶は実際には軽く扱われている。このような制裁は、ある程度却って、共産党の傲慢な態度を助長し、台湾に対する将来の野心をも助長している」と。
したがって、頼建平は国際社会に、この問題をより深く、さらに調査し、中共に全面的な制裁を課すべきであることを思い出させた。これが真の戦略的ビジョンであり、戦略的目標である。 「さもなければ、中共の野心はさらに大きくなり、世界への脅威はさらに大きくなるだろう」と。
頼建平に加えて、スイスのメディア「新チューリッヒ報」とドイツのメディア「商報」も最近、中共の秘密の支援がなければ、プーチンは簡単に戦争を開始できないと主張する解説記事を発表した。ロシアがより戦略的な空間を持てるのは、北京の支援のおかげである。したがって、これらのメディアは、西側はロシアを標的にするだけでなく、中共への制裁も求めた。
https://www.soundofhope.org/post/598696
何清漣 @ HeQinglian 13h
ゼレンスキーはウクライナのEU加盟を許可するよう呼びかけ、中国はロシアの侵略を「ウクライナとロシアの紛争」と呼ぶ https://p.dw.com/p/47pIy?maca=zh-Twitter-sharing
これはドイチェ・ヴェレのニュースである。ロシア・ウクライナ戦争は「ウクライナとロシアの紛争」に格下げされた。私は突然ほっとした。これは真剣な交渉の世論の前ぶれであるのか?もしそうなら、ウクライナの人は祝福されている。
私は疑問符を打つが。
dw.com
ゼレンスキーはウクライナのEU加盟を許可するよう呼びかけ、中国はロシアの侵略を「ウクライナとロシアの紛争」と呼ぶ。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナの理念は欧州連合の一部になるに値するということを強調して、欧州議会に向けてビデオ演説を行った。一方、ウクライナのクレーバ外相は、中国の王毅と電話で話し、モスクワとのつながりを通じて、ロシアにウクライナに対する軍事攻撃をやめさせるよう北京に求めた。
何清漣 @ HeQinglian 13h
ゼレンスキーは欧州議会で演説する:我々は自由と生存のために戦い、ヨーロッパの平等なメンバーになるためにも戦っている https://rfi.my/8DFE.T
@RFI_Cn
rfi.fr
ゼレンスキーは欧州議会で演説する:我々は自由と生存のために戦い、ヨーロッパの平等なメンバーになるためにも戦っている
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、2/28に欧州連合への加盟を求める正式な申請に署名し、特別な手続きを通じてブリュッセルにできるだけ早く批准するよう要請した・・・。
何清漣 @ HeQinglian 11h
ロシア連邦の最初の外相:私は、すべてのロシアの外交官は抗議して辞任するよう呼びかける。
rfi.fr
ロシア連邦の最初の外相:私は、すべてのロシアの外交官は抗議して辞任するよう呼びかける。
旧ソビエト連邦崩壊後のロシア連邦の最初の外相であるアンドレイ・コズイレフは、3/1、ロシアのウクライナへの本格的な侵攻を見て、すべてのロシアの外交官に呼びかけた。
何清漣 @ HeQinglian 13h
ファクトチェック:「キエフの幽霊」は本当にその人か?
https://p.dw.com/p/47nVW?maca=en-Twitter-sharing
このビデオは、コンピューターゲーム「数字戦闘模擬世界DCS World」からとったものである。ネチズンは2/24にこのビデオをYoutubeにアップロードしたと述べ、「ビデオ素材はDCSからとり、「キエフの幽霊」をオマージュして作った。彼が本当にいるなら、神が彼と一緒にいてくれますように。
新しいEU基準によると、この情報は正しいか、それとも間違っているか?
dw.com
ファクトチェック:「キエフの幽霊」は本当にその人か?
6機のロシアの敵機を撃墜したパイロットの話が戦火中のウクライナで広まっている。 「キエフの幽霊」として知られている奇特な人物は実在するのか? DWのファクトチェックを調べて見て。
何清漣 @ HeQinglian 13h
欧米の主流メディアで確認されたフェイクニュースを送って、リンクを貼ってください。よろしくお願いします。
これは、ウクライナ版Qの宣伝戦にとって貴重な資料で、後の世代が学び、参照して、将来の世代に受け継がれなければならない。
何清漣 HeQinglian 14h
[ブリンケンは次のように述べた:「国連加盟国が別の国連加盟国を併合しようとする一方、驚くべき人権侵害を犯し、人道上の多大な苦痛を引き起こしている場合、その加盟国は依然としてこの(人権)理事会に留まることが許されるかどうか」]
米国の態度の真実に近い。
引用ツイート
月光ブログ @ williamlong 14h
ブリンケンは、ジュネーブで開催された国連人権理事会のビデオ演説で、ロシアが国連人権理事会に留まるべきかどうかを疑問視したとAFPは報じた。ブリンケンは、「国連加盟国が別の国連加盟国を併合しようとする一方、驚くべき人権侵害を犯し、人道上の多大な苦痛を引き起こしている場合、その加盟国は依然としてこの(人権)理事会に留まることが許されるかどうか」と述べた。
何清漣 @ HeQinglian 11h
コメント:ドイツはプーチンのロシアにノーと言う
https://p.dw.com/p/47iCI?maca=en-Twitter-sharing
注意すべき点:プーチンの執政にノーと言っている。昨日の英国首相の態度と同じ。この種の情報がどれだけ出てくるか見ておこう。
dw.com
コメント:ドイツはプーチンのロシアにノーと言う
ドイツのショルツ首相が発表した政府声明は、ドイツの対ロシア政策と防衛政策の新たな歴史的段階を示した。 DW編集長のManuela Kasper-Claridgeは、連邦政府の新しい動きが不可欠であるとコメントした。
北野氏の記事で、プーチンはロシア国民を騙して、ウクライナと戦争して、領土拡張を狙っていると。今の時代、ロシア国民だって領土拡張を喜ぶはずがない。中共同様、帝国主義の時代を生きているとしか思えない。全ロシア将校協会会長のレオニド・イヴァショフ退役上級大将が「ロシアの国家モデルと権力システムが魅力的なものである必要があった。しかし、ロシアは魅力的なシステムを作ることができなかったので、ウクライナは、欧米に行ってしまった」と述べたのが、一番わかりやすい。
要は、ロシアのウクライナ侵攻には何ら正当性がないとロシア軍が認めたも同然で、それでもプーチンはウクライナ侵攻したのは真面な判断ができない状態になっているのでは。裏で唆したのは上記の記事のように中共かもしれませんが、中共の言うことをそんなに簡単に信じるとしたらKGB出身者が泣くというもの。
上記の記事では、ルカシェンコの裏切りが報道されており、ロシアに味方する国は、SWIFTからの放逐の威力を見て減っていくはずです。中共は和平に役に立たないだけでなく、ロシア同様敵だと分かったのでは。それでも何もしないのでは癒着が疑われる。キッシンジャーとかの影響で。もうすぐ死ぬでしょうから流れは変わるでしょうけど。一遍に潰すと影響は大きいので、ロシアの次は中共と狙いを定めてSWIFTから追い出してほしい。
記事
ロシアとウクライナの戦争が激化している。戦闘はウクライナの首都キエフ、第2の都市ハリコフなど全土で行われている。
その一方で、両国の和平交渉が2月28日、ベラルーシで行われた。欧米は、強力な経済制裁によって、ロシア経済に壊滅的打撃を与えようとしてる。
今、ロシアとウクライナと取り巻く情勢は、どうなっているのだろうかーー。
ロシア国民を驚愕させた「キエフ侵攻」
ロシアがウクライナ侵攻を開始した2月24日以降、ロシア全土で、連日、大規模な反戦デモが起こっている。人権団体OVDインフォによると、2月28日までに、反戦デモ参加者6400人が逮捕されたという。
なぜロシア国民は、この戦争に反対しているのだろうか?
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実をいうと、ウクライナ全土に侵攻するという事態は、ほとんどの国民にとって「想定外」だったのだ。
プーチンは2月21日、ウクライナからの独立を目指す自称ルガンスク人民共和国、ドネツク人民共和国の独立を承認した。この時点では、反戦の動きは起きていなかった。
なぜだろうか?
ウクライナ東部にあるルガンスク、ドネツクの住民はロシア系が多く、ロシア語を話す。2014年3月、ロシアがクリミアを併合したとき、彼らの一部は「私たちもロシアに編入してほしい」と考えた。
翌月、ルガンスク、ドネツクは、人民共和国の建国を宣言。ウクライナ政府は当然これを認めず、内戦が勃発した。
この内戦は、2015年2月の「ミンスク2合意」で、停戦が成立している。しかし、その後も、散発的戦闘はつづいていた。
ロシアメディアは、「ウクライナがルガンスク、ドネツクの同胞をジェノサイドしている」と報道しつづけたため、多くのロシア人が信じていた。そのため、ロシアが独立を承認したとき、「プーチンがようやく同胞を救ってくれた」と考えた人が多かったのだ(一般国民は「国際法的にどうか」ということまでは考えない)。
プーチンが「平和維持軍を派遣する」と宣言した時も、ロシア国民の多くは「同胞を守るために仕方ない」と考えた。しかし、2月24日、状況は一変する。
プーチンはこの日、「特殊軍事作戦を行う」と宣言し、ウクライナ全土への攻撃を開始した。これは、ほとんどのロシア国民にとって、完全に意外な展開だった。キエフ侵攻に至っては、驚天動地の事態だ。
ロシアの起源は、12世紀から15世紀に存在したキエフ公国にある。そこを攻撃するというのは、日本人的にいえば、奈良や京都を軍事攻撃して破壊するような感覚だろうか。ここから、ロシア国内での反戦運動が盛り上がっていったのだ。
ウクライナが健闘できている3つの理由
ウクライナ軍が健闘している。いや、「ウクライナ国民が健闘している」というべきだろう。
侵攻開始から6日が過ぎた現時点で、ロシア軍はキエフ、ハリコフを含む主要都市を制圧できていない(だが、ロシア軍は現在、キエフ攻略にむけて、大軍を集結させている)。
なぜ、ウクライナは、強大なロシア軍と対等に戦えているのだろうか?
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考えられる一つ目の理由は、「士気の違い」だ。国際社会の反応を見てもわかるが、今回のウクライナ侵攻は、「誰がどう見ても」ロシアが悪い。
ウクライナは、ロシアを攻撃していない。ロシアが、ウクライナに侵攻してきたのだ。だから、ウクライナ人には、戦う「正当な理由」がある。
一方のロシア軍には、正当な理由がない。プーチンが何をいっても、これは自衛戦争ではない。
筆者は2月16日の現代ビジネス記事で、「全ロシア将校協会」がウクライナ侵攻に反対し、プーチンの辞任を要求した事実に触れた。自国の将校たちまでもが、この戦いに反対しているのだ。
⇒【全ロシア将校協会が「プーチン辞任」を要求…! キエフ制圧でも戦略的敗北は避けられない】
軍人は、大義があるとき、「国を守っている」と確信しているとき、強くなれる。しかし、大義が理解不能で、世界中が「侵略戦争だ!」と非難するような状況で存分に戦えるだろうか?
二つ目の理由は、「ウクライナ国民」が動員されたことだ。
ゼレンスキー大統領は「国民総動員令」を出し、18歳から60歳の全男性が戦いに参加する。キエフでは、このカテゴリーの人に武器が配られている。
ウクライナを包囲したロシア軍は、19万人とされている。ウクライナ軍だけと戦うなら簡単に勝利できるだろう。しかし、「ウクライナ国民」と戦うとなると、形成は逆転する。
ウクライナの人口は、およそ4300万人。正確にはわからないが、男性はその半分の2150万人いるとしよう。そのうち18歳から60歳までの男性は、少なくとも1000万人はいるだろう。
仮に1000万人のウクライナ国民が皆、武器を持って戦い始めたら、19万のロシア軍は勝てるだろうか? しかも、武器は、欧米諸国からほぼ無尽蔵に提供されつづけている。
三つ目は、ゼレンスキー大統領の勇気だ。
世界中のメディアを見てわかるのは、プーチンは「ヒトラーのような侵略者」として、ゼレンスキーは「祖国を守る英雄」として報じられている。
彼は、今もキエフにとどまり、一日に何度も動画メッセージを発信している。もしもゼレンスキーが逃亡していたら、国民は「もうダメだ」となり、総崩れになったかもしれない。だが彼は、逃げずに戦う姿勢を示しつづけている。
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私たちは、「大国が小国に勝つのは当たり前だ」と考える。しかし、必ずしもそうとはいえない。いい例が、世界最強国家アメリカだ。
アメリカは、朝鮮戦争で引き分け、ベトナム戦争、アフガニスタン戦争で敗北している。初戦は圧倒的に強いのだが、全国民を敵に回した長期戦になった時、超大国でも小国に負けることはあるのだ。
同じように、ロシア‐ウクライナ戦争においても、「首都を陥落させたら終わり」とはならないかもしれない。ウクライナ成人男性1000万人対ロシア軍19万人の戦いが長期化すれば、ロシア軍が敗れる可能性もゼロではないのだ。
ベラルーシではじまった停戦交渉
2月28日、ウクライナ侵攻後はじめてのロシア‐ウクライナ交渉が、ウクライナ国境に近いベラルーシのゴメリで開催された。
ロシア側の要求は、次の4点。
1)ウクライナ政府が、クリミアをロシア領と認めること
2)ウクライナ政府が、ルガンスク人民共和国、ドネツク人民共和国の独立を認めること
3)ウクライナの非軍事化、非ナチ化(ロシアは、現在のウクライナ政府をネオナチスと呼んでいる)
4)ウクライナの中立化、NATO非加盟の保証
一方のウクライナ側は、「(クリミア、ルガンスク、ドネツクを含む)全土からのロシア軍撤退」を求めている。
両国の主張は全く異なるため、一度の交渉で歩み寄ることはできなかったようだ。だが、交渉は、今後も継続していく。
「地獄の制裁」で、ロシアの戦略的敗北は必至
そんな中、欧米はどう動いているのだろうか?
バイデン大統領が前々から警告していたように、非常に厳しい対ロシア制裁を打ち出している。
欧米は2月26日、ロシアを国際銀行間送金・決済システムSWIFT(国際銀行間通信協会)から排除することを決めた。これによって、ロシアからの送金、ロシアへの送金が困難になり、貿易量が激減する。
野村総合研究所エグゼクティブ・エコノミスト木内登英氏は、NRI3月1日付で、「ロシアの貿易は3分の1まで縮小する」と試算している。そして、同氏は2018年にイランがSWIFTから排除された際、GDPが8%減少した事実に触れている。
ロシアも、同程度の縮小を覚悟する必要がある。さらにルーブルの大暴落が追い討ちをかけ、ひどいインフレがロシアを襲うことになるだろう。
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筆者は以前から、「プーチンは戦術的勝利をおさめるかもしれないが、戦略的敗北は確実」という話をしている。
プーチンは2014年3月、ほぼ無血でクリミア併合を成功させた。これは、ロシアにとって「戦術的大勝利」であり、彼の支持率は9割まで上がった。
しかし、ロシア経済はその後、欧米日の制裁を受け、まったく成長しなくなった。ロシアのGDPは2000年~08年、年平均7%の成長をつづけていたのだが、クリミアを併合した2014年から2020年は、年平均0.38%の成長にとどまっている。
これを筆者は、プーチンの「戦略的敗北」と呼ぶ。
だが、プーチンは今回、懲りずに同じことを繰り返している。ウクライナを降伏させることができたとしても、地獄の制裁は長くつづくことになる(クリミア併合後の制裁は、8年間ずっとつづいている)。
つまり、今回の侵攻においても、プーチンの戦略的敗北は、確定しているのだ。
真の目的は、ウクライナ全土の制圧か
ところで、プーチンは、そこまでしていったい何を目指しているのだろうか?
彼が主張しているのは、「ウクライナがNATOに加盟しない法的保証」だ。それに、ウクライナがクリミアを「ロシア領」と認めること、ドネツク、ルガンスクの独立を承認することなども求めている。
プーチンの目的は、本当にこれだけなのか?
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クレムリンのプロパガンダマシーンである国営テレビ「ロシア1」を見ると、司会者が興味深い発言をしていた。
毎週日曜日20時から放送される「ヴェスティ・ニデーリ」2月27日放送分で、司会のキシリョフは、「ロシアとウクライナは、ドイツと同じ状況だ」と語った。
ドイツは冷戦後、西ドイツと東ドイツに分断された。それと同じように、ロシアとウクライナも、本来は一つの国だったが分断されたというのだ。
1990年、東西ドイツは統一された。同じように、西ドイツに当たるウクライナと、東ドイツにあたるロシアは、「再び一つの国になるべきだ」と。
彼のこの発言が、クレムリンの意向とは無関係の個人的見解とは考えにくい。つまり、もしかするとプーチンは、ウクライナの「完全併合」を願っているのかもしれない。
だが、仮に彼がそれを成し遂げたとしても、どうなるというのか。国際社会から完全に孤立し、地獄の制裁で、ロシア経済はボロボロ。ウクライナ人は、プーチンとロシアを憎悪し、再独立の戦いをつづけていくだろう。
プーチンが、ウクライナとロシア、そして世界中を不幸にする決断を下さないことを切に願う。
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